こんにちは!
空間と心を整えるインテリアコーデネーター
Atelier Key✳︎coco です^^
インフルエンザの病み上がりでございます。
流行っているのでみなさん気を付けてください。
さてさて、
今日は前回のブログの〈後編〉です。
〈前編〉はこちら⇊

今回は〈前編〉よりも、写真盛りだくさんなので
早速さくさく参りまーす!
夢の世界☆のエレベーターを降りると、
お次は楽しみの
『スイートルーム』です💛
早速、じゃじゃーん!!!

家具も村野さんデザインで、大変貴重なものです。
ホテルのスイートルームという
非日常の贅沢さを提供しつつも、
木や石などの自然素材を使っていることにより、
また丸いフィルムも日常的な温もりを感じます。
村野さんは、ホテルでの時間が特別であると同時に
「自分の家にいるような」感覚を
大切にしていました。

元はテレビ台としてデザインされたものだとか。
脚付きの家具なのは、重厚感を出さないためです。

テーブル天板を横から見たデザイン。
どうですか。
テーパーされた(台形)デザイン。
目に入るテーブルの端の厚みを少なくすることで、
天板が薄く、そして軽く見えます。
ごつく見えないよう、細かいとこまでこだわって、
きちんとデザインされているのがわかりますね。

窓からは、遠くに外観正面の長方形の煙突でもある
モニュメントから煙が出ているのが見えました。

この照明はとっても可愛かったです。
華美すぎず、でもオシャレで温かみがあります。


寝室も、木の家具を基調としていて、
照明のセード(傘状のカバー)の素材と
デザインも、高級感と温かみを感じますね。
そして、
次に向かうは、地下2階宴会場『ゴールドルーム』
前の廊下部分のホールはこんな感じです。

この椅子は、わざと少し座面を低くして
設計されているのだとか。低い座面は、
体を預けやすく、ゆったりとした印象を与えます。
そして、ついに、
『ゴールドルーム』をどうぞ!!

すみません。まだ入口です。
入口も可愛くて💦
いざ!!中へー!!
レッツゴー!!


入った瞬間、『素敵ー♡』という言葉が。
本当に本当に素敵な空間でした。
私の語彙力&写真では限界があり、
伝わっているのか心配ですが💦
まず壁面には森林をイメージした、
ガラスモザイクが貼られています。

エメラルドグリーンと金色のタイルですね。
それがとっても可愛くて、神秘的でした☆
…と同時に、
こんな曲面な壁全面に、
こんなモザイクタイル貼ったら、
いったいいくらになるのだろうか…と、
数々のお見積もりをご提示してきた身としては、
変な計算が💦
いやいやいや。
そういうことではなく、
このホールは、
私の
いや、村野さんの
思いやこだわりを叶えている部屋なのです(キリッ!)
はぁーーー♡
タイル好きの私には夢のようなお部屋です。
イタリアのラヴァンナの教会からヒントを得て、
異なる宗教を織り交ぜたのではと言われてるそう。
たしかに教会のような幻想的な雰囲気もあります。
ほかにも、
夢の世界のようになっている要因としては、
天井が高い、ということはもちろんですが、
自然光が降り注がれているような、
そう、
森の中の木に囲まれて、
優しく光が漏れている場所のような、
そんな自然な明るさです。
天井部分は、
反射や拡散を利用した間接照明
になっていて、
天井や壁面、ホール全体に優しい光が広がって、
明るいけれど、幻想的な雰囲気を出しています。
私はてっきり外の光を天井から、
取り入れているのかと思っていました。
そうそう、
フランスのパリのオランジュリー美術館の
モネの『睡蓮』が飾られている部屋みたいでした。
そして、まだ注目ポイント☆
天井から小花が咲いているような、
可愛いシャンデリア。
これも中央にどーんと、
いかにもゴージャスなシャンデリアではなくて、
天井に小さなお花が沢山、飾られているようで、
華やかな宴会場にふさわしいです(ウットリ♡)
おっと、長くなりましたので、
このあたりでゴールドルームは終わります。
ぜひとも、みなさんも一度、
この素敵な空間に入ってみてほしいです☆
そして、
ゴールドルームを出ると、旧エントランスの
ホールに続く、螺旋段があります

上部の天井ラインの曲線が美しいです。
大理石調の円柱の上部照明も、大きなお花が大空に
咲いているようで、異次元空間です。
そして、この螺旋階段にも、ちゃんと?
仕掛けがあります。
ここ!!!

一番下の段が少し浮いているように見せています。
こうすることで、重いはずの階段が、
なんだか軽いもののような、ふんわり感が出ます。
階段の手すり部分にも籐のような軽い
自然素材を使うことによって、冷たくならず、
かつ重厚感がですぎないようにしています。
続きまして、バーです。


英国調の内装で、間接照明で雰囲気があり、
全体的に重めの色なんだけど、木の内装で、
家具のフォルムが丸いので、温かみもあります。
こんな素敵なバーで飲んでみたいと
思わせる雰囲気です。
とうとう最後。
離れにある茶寮です。
まずは茶寮まで、ワクワク感のある
趣のある小道を歩いていきます。

中に入ると、お茶室の待合室的な
小部屋がいくつかあります。
雰囲気のある数寄屋造りのお茶室。


もみじと桜の間接照明の
天井もとっても素敵です。
もう十分素敵な気持ちになりましたが、
これからメインのお部屋です。
どうぞ!!


素敵な心地のよいお茶室です。
そして、
窓から見える紅葉の景色を。
どうぞ!!

本日のベストショットでございます♡
いやいやいや。
私のカメラの腕もいいのですが(ペシッ)
ベストショットとれるっっしょ。これなら。
と、私は、まんまと、村野さんの、
計算の上に転がされているだけでございます。
見学してて思ったことは、
本来、デザインというのは、
コンセプト もしくは、 イメージ
を決めることによって
おのずと、
使う素材・色・形・ディテールが
決まってくるものだということ。
そしてそれを細部にまで貫くという、
大切さを改めて感じました。
(家づくりする方は、私が以前にブログで書いた
通じるので、ぜひ読んでみてください☆)
なかなか家づくりでは、予算との兼ね合いも
あるので、難しいところではありますが💦
予算に応じて、いろいろな方法もありますので
ぜひインテリアコーディネーターに相談ください笑
その日は夢見心地で、余韻が残る空間でした。
なじみの古きよき建造物が取り壊しとなって、
新しい建物に建て替えたりしているのも、
それは仕方のないことだと思いますが、
せっかくのこの夢見心地な気持ちを、
これからの人にも、
より多くの人に味わってほしいなと
やっぱり思うのです。
最後まで読んで頂きありがとございました。
Have a nice day !!
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